尊厳死宣言書を自分で書く1

 「尊厳死宣言書」は、法律で規定された文書ではありません。したがって、決まった形式があるわけではありません。しかし、何の予備知識もなく自由に書いても、あなたの想いが伝わらずに、家族や医療関係者が適切な処置をしてくれなくなる恐れがあります。

 

 ですから、ご自分で書く場合でも、ある程度は法律の考え方に沿った書き方をしておく必要があります。その意味で、とても参考になるのが「遺言」です。「遺言」はご自分で書く場合にも民法でその要件が定められていますので、この要件にしたがって「尊厳死宣言書」も書けば、少なくとも法理論上はあなたの意思がそこにあったことが立証しやすいといえます。

 

 これらのことから、ご自分で「尊厳死宣言書」を書く場合には、以下のことには注意してください。

1.紙は何でもかまいませんが、鉛筆で書くことは避けてください。

2.ご面倒でもすべてご自分の自筆で書いてください。ワープロや代筆は避けてくださ

  い。もし、間違えたら訂正印を押すか、はじめから書き直してください。

3.日付は必ず入れてください。5月吉日など日付が特定できない表現はしないでくださ

  い。

4.氏名を必ず書いてください。また、一つの宣言書には一人だけの氏名を書いてくださ

  い。ご夫婦であっても、宣言書は別々にしてください。

5.印を押してください。認印でもOKですが、実印を押して印鑑証明書も一緒に綴じれば

  なお効果が増します。

 

 くり返しになりますが、尊厳死宣言書は法律上の決まりはないので、上記の要件を必ず満たさなければならないというものではありません。しかし、例えば印鑑証明書をつければ、それを見た医療関係者などは「これだけご本人は本気だったんだ・・」という印象を受けることになります。

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